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外国人が日本の不動産購入をする際の注意点

2017.01.11 不動産投資

外国人が日本の物件を購入するには、いろいろな制限があって難しいのではと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、外国人が不動産購入をする際に気をつけるべきポイントについてご紹介します。

◆為替の相場
海外不動産投資を行う上で、無視する事の出来ない存在、それが「為替」です。
為替相場が変動する事によって不動産物件の価値が変わったり、
購入額自体も変わったりと、相場が動くことで投資家にとっての収益も変動する事になります。
海外不動産投資を行う者にとって、「為替に注目をすることは」非常に重要な要素の1つになります。

◆不動産物件の場所
総務省発表による今年1月1日時点の人口動態調査によると、日本の人口は7年続けて減少しましたが、
東京圏の人口の増加ペースはこの数年上がってきているそうです。
日経新聞では、この理由について、「都市部に人が集まる傾向は年々強まっている。
働く場や商業施設が多く、住みやすい環境を求めて人が集まってくるためだ」と述べています。
一方で、全日東京アカデミーの「外国人との不動産取引の実態アンケート調査」の結果に基づくと、取引物件の所在地は、
【1.】新宿区【2.】港区【3.】世田谷区・大田区【4.】豊島区【5.】渋谷区
【6.】中央区・板橋区【7.】文京区【8.】中野区【9.】江戸川区【10.】千代田区・墨田区・品川区
の順に取引件数が多く、区部における取引が集中しています。

以上の区域は購入の際にご参考して下さい。

◆利回り
不動産投資における利回りは大きく表面利回りと、実質利回りの2種類があります。
「表面利回り(グロス)」は年間の家賃収入の総額を物件価格で割り戻した数字です。
「実質利回り(ネット)」は年間の家賃収入から諸経費(管理費や固定資産税など)を差し引いたものを、
物件価格に購入時の諸経費(登録免許税など)を足したもので割った数字です。
表面利回りより実質利回りは現実的な数字になり、収益物件の比較が容易になります。
しかし、空室損失費用や修繕費用をどのような計算に含めるのかという難しい問題がありますので、
投資家の方々は必ず事前に計算するようにしましょう。

日本の不動産に関して何かご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。