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管理会社と一体型管理会社の違い

2017.09.05 賃貸管理

今回は「管理会社」と「一体型管理会社」の違いについてご説明させて頂きます。

「管理会社」とは、弊社のような仲介店舗(お客様が店舗に来店して物件を紹介する店舗)を持たず、管理業務に特化した会社となります。
他方、「一体型管理会社」とは管理をする店舗と、仲介をする店舗を両方併せ持つ会社となります。
(エイブルやアパマンショップ・ピタットハウスなど)

一見すると、「一体型管理会社」の方が、魅力的と思われる方が多いのではないでしょうか?
確かに、管理・仲介と一石二鳥に思えるのも当然です。
しかし、実はここに大きな落とし穴があるのです。

「一体型管理会社」の落とし穴とは、内部的な問題ではあるのですが、仲介店舗を持つことで「人件費」「店舗維持費」等が多くかかります。
その為に、直接オーナー様から利益(空室を決めた際の成功報酬)を得ることを最優先に考えます。(自社店舗のみで物件を紹介する)
つまり他の仲介会社に物件を紹介させない為、間口を極端に狭めてしまうという点が、オーナー様には視えない落とし穴となっているのです。

例として、一つの駅に仲介会社が30店舗あるとします。
その中で「一体型管理会社」の仲介店舗は1店舗しかありません。
つまり残りの29社にお客様が来店した際は、物件の紹介が行われる可能性がないという事です。

それでは「管理会社」はどうでしょうか?
自社店舗を持たない為、多くの仲介会社に協力を仰ぎ物件を決めてもらわなくてはいけません。
逆に言えば、全ての仲介会社に紹介してもらうように働きかける為、お客様がどこの会社に行っても物件を紹介してもらえるようになるという事です。

先程の例でいえば、30店舗全てのお店で物件を紹介してもらえるようになり、間口が広くなることで成約する可能性が大幅に上がることになります。

一例ではありましたが、このように「管理会社」と「一体型管理会社」で、募集の間口に差が出ていることを知ることも今後の空室対策に役立つのではないでしょうか。

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