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新ビジネス「遺体ホテル」ご存知ですか?

2016.10.11 その他

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いま、葬儀が希望の時間にできないために、何日も待たされる葬儀難民が増えているそうです。
都内の葬儀会社によれば、昼の時間帯に告別式・火葬を望む場合、斎場が1週間以上先まで埋まっていて、すぐに葬式が出せないケースが増えているそうです。

厚生労働省によると、現在1年間の死亡者数は約130万人、団塊の世代が80歳 代を迎える2030年には、160万人に達するそうです。
世界に先駆けて超高齢社 会に突入した日本は、未体験の多死社会へと向かっています。

東京では、火葬場や斎場がかつてないほど混み合っており、東京都福祉保健 局によると、都内の年間死亡者数は約11万人、毎日300人以上亡くなっている 計算です。
都内の火葬場は26か所。保冷庫は常に遺体で満杯状態だそうです。
葬儀会社の方の話ですと、高齢者の体力が低下する冬場、特に年末年始を挟 んだ12月・1月の混雑が著しいそうです。
そのため火葬まで7日以上もお待た せするケースがあるそうです。

火葬場不足の背景には、新たな火葬場建設が難しいという事情があり、
火葬 場建設計画が持ち上がっても土地のイメージが悪くなるとして、地元住民が 反対するケースが多く、益々厳しい状況が想定されます。
混み合う火葬場の順番待ちをしている間、遺体はどこに安置しておけばいい のか?遺族にとっては切実な問題です。

このニーズに目をつけた新しいビジ ネスが「遺体ホテル」です。
すでに首都圏、大阪などに出現しています。
2010年に横浜市西区に、日本初の「遺体ホテル」が開業しました。

80歳を過ぎて亡くなる方が増えています。
社会の第一線を離れてずいぶん時 間がたちますから、親族だけでひっそりと葬儀を行いたいという希望が増え ています。
また、マンション生活で近所付き合いも希薄になり、葬式をして いる事を知られたくない人が多くなっています。
そうしたニーズに対応でき る家族葬の場所が必要だと考えたのが開業の動機だそうです。

2012年に大阪市北区で、築30年のホテルをリニューアルし開業しました。
代表のKさんは、これからやってくる多死社会を見据えてこの業界に参入し たそうです。
今後、葬儀難民が増え、経済的にも負担が少ない見送り方を提案したいと思っ たと開業の動機を語っていました。
このホテルの役割は、遺体を安置するだけはない。遺族が宿泊することがで き、施設内で通夜や告別式を営むことが可能です。

特徴はその料金体系にあ ります。
葬儀費用は平均200万円。
だが、この遺体ホテルでは遺体の搬送・安置・通夜・ 告別式・火葬まで組み込んで45万円程度で用意されています。
通夜や告別式 を省略することができ、最小限の見送りをする場合、料金20万円を下回りま す。

家族ごとに見送りのスタイルは今後多様化し、形式的なことにお金をか けたくないという考え方が広がってきていますし、
大掛かりな葬儀や立派な お墓が必要でないと考える人が増えてきているそうです。
今後益々新ビジネス「遺体ホテル」のニーズは、時代の流れの中で注目され ていくものと考えられます。