超大型台風「YUTU」がサイパンを直撃 ~ 真逆の発想で家族と仲間の絆に感謝
2018.12.12 その他
超大型台風Yutuが10月25日(現地時間)にサイパンとテニアンを直撃しました。
この地域の家屋や公共施設を無残に破壊されました。
US Today紙によると、時速195マイル(約312㎞)の強風を伴ったYutuは、米国領土を直撃した台風の中で最も強力であると伝えました。
この日、サイパンとテニアン島を直撃したyutuに家屋をはじめ建物やインフラが破壊されただけでなく、停電や断水が大規模に発生しました。
今も数百人が避難所で生活をしています。
北マリアナ諸島は朝鮮半島のような地理的な価値によって屈曲の歴史を持つ小さな諸島です。
紀元前21世紀ころからインドネシアの人たちが定着した島を1521年ポルトガルのマゼランが植民地支配をスタートし、1565年スペインのマリアナ女王時代に征服され本格的な植民地になりました。
18世紀から19世紀まで西諸国にとってはマリアナ諸島がメキシコとフィリピンを繋ぐ重要な貿易路でありました。
スペインは中南米で取った銀を持って太平洋を渡り、東と西の貿易を活発に行いましたがその基地がサイパンでした。
1898年アメリカとスペイン戦争で負けたスペインがドイツに売却、第一次世界大戦からは日本が委託統治をしました。
第2次世界大戦後1979年からアメリカの自治領になり2009年に自治州としてアメリカに編入されました。
今回の台風を見ると歴史の一つのページを見るようです。
アメリカの海兵隊太平洋本部があるグアムやサイパンで発生した台風はすべて中国に向かって突進しました。
前の台風Mankutも今回のYutuもスーパー台風で経路が同じでした。
最近の国際情勢を見ると台風のど真ん中にいる感じです。
米中、米露、南北、米北、日韓問題もそうで…………
しばらくしたらアメリカと中国はどのような形でも戦争をしそうな勢いです。
貿易戦争は始まりに過ぎない。
北朝鮮の核はアメリカのネタにすぎないかなとも思われます。
次の時代ではナンバーワンになろうとする中国の挑戦にそれはさせないとのアメリカのトランプそして彼らの後ろを狙っているロシア。
台風の発生と原因のようにぐちゃぐちゃに混ぜられ、混乱で世界の政治と経済がどこに向いていくのかまるで台風Yutuがどのように出来てどこに向かうのかを予測できなかったことのようです。
しかしCNNやアメリカの大手マスコミを見る限り、アメリカ人は大変驚きました。
10月22日YUTU(中国語:中国神話のウサギ)が発生して数時間でトロピカルストーム(980hPa, 29m/s)へ、6時間後970hPa, 35m/sのカテゴリ2まで成長しました。
24日には960hPa,39m/sとしてカテゴリ3、午前9時に935hPa/50kmのカテゴリ4、その数時間後にはカテゴリ5、25日にはスーパー台風になりました。
サイパンに来た時刻ではモンスター台風になり史上最強の195mph(312km)でアメリカの領土を焦土化させました。
New York Timesでは下記のように述べました。
“It’s like a small war just passed through.”
まるで小さい戦争が終わったようだ。
このように台風も世界情勢も急に変わる中、正反対の動きをしている家族や仲間がいて私の心のバランスが取れたことに気づきました。
いろいろありましたけど今回のビザ、台風で将来の不安もありますが、今までお世話になっている人たちと会えたし、大学院での勉強で初心にかえることもできました。
何が起こっても感謝の気持ちを忘れないで家族とともに幸せになろうと強く思いました。
LOCO & TACO General Manager
Sungnam Lee サングナム リー
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